interview012 超体育会系の大学時代を経て、自分より人のためのゴルフを見つめる今がある。

AGUNET INTERVIEW

プロゴルファー 早川佳智さん 日進ゴルフ エトワス ティーチングプロ

36期生 法学部法律学科卒業


ゴルフとの出会いは中2の夏。以来、愛知高校から愛知学院大学までゴルフ部に所属。強豪・愛知高校では主将を務めた。大学卒業後は兵庫県のゴルフクラブに2年半ほど研修生として在籍。その後、父親の経営する「日進ゴルフ エトワス」入社。4年前からティーチングプロに。2007年3月、結婚。今後は仕事のゴルフがらみではなく観光旅行を夫婦で楽しみたいと語る。

普通の楽しみとは無縁の大学時代。それだけゴルフが大事だった。

画像「大学時代を語る早川さん」

_ゴルフのキャリアは19年になるのですね。まず部活の思い出からお聞かせください。

高校のゴルフ部顧問の先生が近所に住んでいて、ずっと家族ぐるみのつきあいだったんです。当然のように、キャプテンに任命されてしまった!そして、毎朝その先生の車に乗せてもらって高校に通っていました。だから3年間、通学に公共交通機関を使ったことがないんです。それって、すごくラッキーだと思うでしょ?とんでもない!「ここからはジョギングで行け!」と学校まで約4kmも手前で降ろされるんですから(笑)。真夏も真冬も容赦なく…。本当に鍛えられましたね。3年間、よく続いたと思いますよ。

_その体育会系の流れは、大学まで続くのですか?

大学がさらに輪をかけた超体育会系で、とにかくムチャクチャ厳しかった。普通の人が入ってきてもすぐ辞めてしまう。だから変わった人しかいなかったですね(笑)。日々忍耐というか、自分との闘いで。朝練から始まって、1日4〜5時間の練習、これにハーフ2時間とかラウンドが加わると、もう朝から晩までゴルフ漬けですよ。身体をつくるために、週4日ジムにも通いました。試合も多かったから、これくらいしないと置いていかれちゃうんです。とても遊び感覚じゃ続きません。一般の大学生のような楽しみとは無縁でしたけど、それだけゴルフが大事だったんです。


画像「エトワスにて」

_一緒に耐え抜いた(?)仲間とは、それだけ深い絆も生まれたのでは?

そうですね。今でも学生時代と変わらない仲の友人もいます。結婚してからは家族ぐるみのつきあいになりましたね。部活以外にも、テストの時に勉強を助けてくれた友人も貴重だったな。とにかく部活三昧の毎日だったので、どうしても勉強がおろそかになりがちで…(笑)。つくづく交友関係を広めておくのは大事だと実感しましたね。


たとえ小さな一歩でも、生徒さんの上達は何よりうれしい。

画像「フロントで接客をする早川さん」

_では今のお仕事内容についてお聞かせください。

出社したら、まず掃除や整備を一通りこなす。その後はフロントで接客にあたります。レッスンは週4日の受け持ち。全くの初心者からシングルプレーヤーまで、生徒さんのレベルはさまざまですよ。誰にとってもわかりやすく教えることを心がけるようにしています。たとえば初心者にいきなり専門用語を使ったってチンプンカンプンでしょ。グリップは握る部分、シャフトは棒、ヘッドはボールが当たる部分、アドレスは構え…。誰でもわかる言葉を使い、用語のイロハから教える。「そんなことも知らないのか」ではなく、「そんなことも知らないのだから、こうしよう」と、逆に教えてもらいますね。

_始めて受け持った生徒さんのことを覚えていますか?

もちろん覚えています。ちょうど今の僕と同年齢の男性でした。それまでゴルフと無縁だったのに、会社でどうしてもやらなければいけなくなったとかで、ここに駆け込んできたんです。まずはグリップの握り方から始めて、僕の知っていることはほとんど伝授し、最終的には100を切るまでになった。この方が上達できたのは、ただひとえに続けてくれたことに尽きると思います。とはいえ、たくさんの人を教える間には、落ち込むこともありました。上手にならないのは自分のせいなんじゃないかって…。気持ちに余裕がなかったんですね。今は一人ひとりに合った成長の度合いを見つめられるようになりました。


画像「レッスン中」

_仕事の中でやり甲斐やうれしさを感じるのはどんな時ですか?

ハンデがいくつになったとか、ハーフ40を切ったとか、最初は10mしか打てなかった人が100ヤードを飛ばしたとか…。みなさんうれしそうに話してくださるんですね。たとえ小さな一歩でも、自分が教えた生徒さんの上達は文句なくうれしい。思えば学生時代からひたすら、自分のためのゴルフ道を突き進んできた。それが今では人のためのゴルフを考えるようになって、また違ったやり甲斐が生まれています。今後も、より多くのお客様に満足していただける練習場にするのが目標です。


画像「中部オープンゴルフ選手権にて」

_では最後に、学生へのメッセージをお願いします。

勉強も大事ですが、あいさつのきちっとできる人間になってほしいですね。僕はバリバリの体育会系だったから上下関係が厳しくて、そのへんに関しても徹底的に叩き込まれました。それが社会に出て目上の人たちと接する時に役立ってきたと思うんです。将来的には祖父の経営する不動産会社の仕事も手伝うことになるので、遅ればせながら経営のノウハウも必要なことに気づいて…。大学時代、もう少し熱心に授業を聞いてればよかったかなと。これ切実です。


精一杯手がけた結婚式が鮮明によみがえります。

レッスンに欠かせない、ノート型パソコン

画像「レッスンに欠かせないツールの、ノートパソコンとビデオカメラ」

現在、レッスンに欠かせないツールとなっているのが、このノート型パソコン。生徒さんのスイングの姿を撮影し、画面上で見てもらいながら直すポイントを指導します。口だけで説明するより説得力があるし、的確なアドバイスができますね。スイングの線を描いたりコマ送りもできて、なかなか優秀なソフトです。これを使うようになってから、飛躍的に上達した生徒さんも多いんですよ。


Information

日進ゴルフ エトワス
URL:http://www.aichi-iic.or.jp/co/etwas/



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次回のAGUNET INTERVIEWは、
カーショップ経営/各務有一さん

012 早川さんからのコメント僕のゴルフスクールの生徒さんである各務さんを紹介します。不動産会社とカーショップ、デザイン会社を経営するというパワフルな方。車に対しての熱意は人一倍で、センスのある彼のお店はすごくかっこいい!ゴルフも一生懸命に取り組まれているので、きっと仕事に対する姿勢もまじめなんでしょうね。性格はいたって気さくで大らか。僕のハワイでの挙式にも参加いただいたんですよ。いつか一緒にお酒を呑みに行きたいけれど、お互い忙しくてまだ実現できていないんです。


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