好奇心を満たしてくれる学部

佐野 岳(さの がく)さん 総合政策学部 総合政策学科1年生

愛知学院大学には高校生の時にも訪れたことがあると聞きましたが・・

高校生の時、サッカー部に所属していて、練習試合などで愛知学院大学へ足を運ぶことがありました。グランドも素晴らしく、キャンパス全体が広く壮大で、ここにいる時はいつも爽快な気分でした。

確かに広大なキャンパスですよね。

僕が通っていた高校も広かったのですが、愛知学院大学は、単に広いだけでなく、美しく整っていて、それが気持ち良かったのです。このキャンパスに来る度に「愛知学院大学っていいな」と思うようになりました。

それが進学のきっかけになったのですか?

確かにそれがきっかけの1つです。また、幼い頃から体を動かすのが好きで、大学へ入ってからも何か運動を続けたかったこと。さらには、高校までに経験していないことを勉強してみたいと思ったからです。

総合政策学部を選択した理由もその考えからでしょうか?

「何を学ぶのか?」正直、よくわからない学部が総合政策学部でした。他の学部は、なんとなく想像はできましたが、この学部だけは、よくわからない。逆によくわからないから気になりました。

わからないから気になった。それは興味深い話です。

パンフレットを見たり、話を聞いていくにつれて、この学部の学びは幅広く、多くの分野が重なりあって自分自身のことや、社会のことを考える場になると感じました。僕は、もともと好奇心が強く、様々なことに興味を持ちます。その好奇心を満たしてくれる学部だと思い、選択しました。

好奇心を満たしてくれる期待感があったのですね。

そうですね。正直、高校生の時は、自分には何が合っているのかも分からなかったですし、学んでいくうちに興味を抱くこともあると思いました。その方が将来の可能性も広げられると感じていましたから。


「わかる」が楽しい。

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今、その入学前の気持ちはどのように変化していますか?

想像していた以上に楽しいです。 新たに学ぶことはもちろんのこと、 今までやってきた何でもないことでも見方、 考え方を変えるだけで、 良いものになるのだと感じました。

どんな時にそう感じたのでしょうか?

総合政策学部のリサーチ・プロジェクトⅠの講義です。この講義では学びに対する主体的な姿勢を重視しながら、講義の聴き方、ノートのとり方、文献・資料の調べ方、レポートの書き方などを学びます。例えば「ノートのとり方」。ノートって小学生の頃から書いていますよね。当たり前のことです。当たり前ですから「どう書いたら良いのか?」と考えることはなかったですよね。

「ノートのとり方」は、確かに習った記憶がないです。

そうですよね。考えたこともないわけですから問題だとも思うことなく、今までは我流で書いてきました。ノートの右側に罫線を引き、メモ欄をつくる。日付を書く。タイトルをつける。箇条書きにするなど、統一したルールを決めれば、見やすいノートになるのです。

なるほど!簡単。

「なーんだ、当たり前のこと」って感じるかもしれません。でも、ノートって書くことも大事ですが、見直すことも大事ですよね。「見なおした時に、見やすいように」と、書く時にその心構えが今まではありませんでした。「ノートのとり方」を例にしましたが、何をするにしてもその視点が大事だとわかったのです。

新たな視点が生まれていますね。

こういう当たり前のことが「わかる」っていうのが楽しいのです。わかるまでには「問題は何かと考える」つまり問題発見能力が必要ですし、その問題をどうやって解決するのか、その解決能力が必要になります。まさにこれが総合政策学部の基礎となる部分だと思います。

素晴らしい発見!

問題の発見から解決。そのためのプロセス。これを1から学べるのがこの学部の大きな特長だと感じています。


教養部の存在感。実践的な総合政策の学び。

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他はどういった講義が印象的でしたか?

心理学の講義です。特に印象に残っているのは視覚について学んだことです。1点を集中して見続けたあと、そこから目を離すと残像が残ることがありますよね。それを改めて簡単な実験で確かめ、それがどういった現象なのか考えました。

誰もが経験していることですね。

この現象も身近にある話です。誰もが一度は経験している。でも、それがどういうしくみでこのような現象が生まれているのかは、考えたことがないことです。先のノートの話ともつながりますが、問題を発見し、それがなぜなのか考えてみることで、わかる。その「わかる」までの過程が楽しいのです。

1年生から楽しそう。

これは入学して、わかったことですが、愛知学院大学には教養部があります。60人以上の先生が700を超える講義を開講していて、論理的な思考や自分の意思や考えを正確に伝えられるなど、大学で学問を深めていくために必要な力を身につけさせてくれるものです。そのカリキュラムは幅広いだけではなく、専門性豊かなものばかりです。心理学の講義はこの教養部の一環で、今後の専門教育のベースとなっていくと思います。

学びのアプローチがわかりやすく感じます。

大学の講義は高校とは全く違います。ただ、いきなり専門教育に入っていっても戸惑いがあるでしょう。教養部での学びは高校から大学への学びの変換、うまく橋渡しをしてくれているように感じます。

総合政策学部ならではと言えるカリキュラムはありますか?

キャリア・デザインⅠがあります。目標は「社会に出るための基礎力(コミュニケーション力、マナー)を身につける」「大学生活を充実させるための目標を設定する」「社会と自分との接点に気づく」です。


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具体的にはどんなことをしたのでしょうか?

最初は、自己紹介をしたり、コミュニケーションの基本構造を考えたり、それらを踏まえた上で自分の本質は何かと再考したりしました。その後、将来の目標を定め、その目標を実現するために何を学び、どのように実現していくのが良いのかと具体的に考え、それをまとめ、最後にそのプレゼンテーションをしました。

どんな目標を立てたのですか?

「経営者になりたい」という目標を立てました。そのためには具体的に大学では、経済や経営も学ばなくてはいけないし、またコミュニケーション能力を高めないといけません。人間性も高める必要がありますし、心も豊かにしないと人はついてきてくれません。愛知学院大学では、あらゆる学問を横断的に学べる環境にあるので、その環境をフルに発揮して目標に到達したいと考え、発表しました。

目標だけでなくプロセスも具体的になってきました。

漠然と何かになりたいと考えていても、具体的にしていかないと日々、何をやっていけば良いのかわからないということも、この講義でわかってきました。新たな発見が多い、これも大学の醍醐味だと感じています。キャリア・デザインは4年次まで講義があり、就職など社会に出るためにどうしたら良いのかということを学んでいくので、これからの講義も楽しみです。

情報系の講義もありますね。

情報リテラシーですね。ここでは情報社会で生活する際に必須となるパソコンでの文書作成や表計算ソフト、インターネット関連ソフトの活用方法を学びます。個人的には画像加工や動画の編集などもできるようにして、動画をYouTubeにアップできたら楽しいなと思っています。

趣味でも楽しめそう。

高校の時までもパソコンに触れる機会は多くありましたが、その使い方は、何かを調べる「検索」が主でした。それが先に話をしたように、実践的に学べる機会が持てたことを嬉しく思っています。2年次からはプログラミングなど本格的なことが学んでいけるようなので、こちらも期待しています。


新たなチャレンジが可能性を広げる

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高校まではサッカーをしていたと話がありましたが・・

サッカーは保育園からずっと続けてきました。だから大学では違うスポーツをしたいと思いました。

えっ、サッカーはもうやってないのですか?

サッカーはずっとやってきましたし、中学の時はクラブチームにも入り、選抜メンバーになるなど、本当に充実した環境でサッカーができていました。将来サッカー選手になりたいと思った時期もありましたが、現実はそんなに甘くありません。それなら、趣味と割り切ってできる他のスポーツをやってみたいと思いました。

今は何のスポーツをやっているのですか?

ラクロスです。ラクロス部に入って、週4日活動しています。

どうしてラクロスを始めたのですか?

経験したことのないスポーツだったからです。また、ラクロス部が高校にあるのは少数で、部員もほとんどの人が未経験者です。このような環境で大学から始められるスポーツってあまりないですよ。

ラクロスってどんなスポーツなんでしょうか?

ラクロスはクロスという網のついた棒を用いて野球の硬式球よりも少し小さなゴム製のボールを相手のゴールに入れ合い、得点を競うスポーツです。フィールドはサッカーと同じくらいですが、ゴールはフットサルよりも少し小さいです。また、サッカーとは違ってゴールの裏側までフィールドがあります。男子は10人対10人、女子は12人対12人で行い、競技時間も男女で異なっています。


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ポジションはどこですか?

ミディというサッカーでいうところのミッドフィルダーのポジションです。ミディは攻守をともに行うポジションで身体のぶつかり合いも多くハードです。

サッカーとは違いますか?

ボールの扱いが手と足では、想像以上に違いを感じました。特にボールをキープしている時に違いを感じます。ラクロスでは手での扱いですから、思うように動けて楽しいですね。サッカーは思ったように動けない、そこに技術がいりますから。

言われてみればそうです。

やはり経験したことのないことに挑戦してみるっていうのは良いことだと思います。新しい発見がありますから。サッカーは15年ほど経験したのに対し、ラクロスはまだ1年も経たないですから、さらに楽しみです。

もう試合も経験しているのですか?

はい。公式戦に初めて出場させてもらいました。もっと試合に出場して上手くなりたいですね。

学問といいスポーツといい新しいことにチャレンジしていますね。

幼い頃から好奇心旺盛なんです。小さい頃は忍者が好きで、憧れてバク転をしていましたし、もっと上手になれるよう器械体操をしていた時期もありました。身体を動かすのが好きだったのもありますが、とにかく経験したことのないものは、やってみたい、人とは違うことがしたいという願望は常にありますよ。


皆さんに支えられて

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第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞したそうですね。

ありがとうございます。JUNON読者の皆さん、また審査員の皆さんに選んでいただきました。本当に光栄に思っています。当日は会場の皆さんと一緒に楽しみたかったので、会場の皆さんが喜んでもらえることを意識してパフォーマンスもしました。

応募総数は1万3228人とか・・

このコンテストは主婦と生活社がJUNON創刊15周年特別企画としてスタートし、今年で24回目を迎えました。そのような歴史があるコンテストで選ばれたことは身が引き締まる思いです。

振り返ってみてどうでしょうか?

1つ言えるのは、多くの支えがあっての受賞だということです。先ほど挙げさせてもらった読者のみなさん、審査員のみなさんの他に、このコンテストを運営するために多くの方が携わっています。友人も応援してくれました。今回、僕は幸運にもグランプリに選んでもらいましたが、そういった多くの方の支えがあって、あの場にいることができたということを忘れてはならないと思います。また母親も後押ししてくれました。皆さんに感謝です。

良い経験をしていますね。

ありがとうございます。経験という意味では一人暮らしもその1つです。自立心がつきますし、1人になってわかる親のありがたさも感じています。また友達が支えてくれていることも実感しています。

これからがますます楽しみです。

学びも専門分野に入っていきますし、ラクロス部には後輩も入ってきます。その他にも新しい経験ができることを楽しみにしています。経験を積み、広い視野と判断基準を持って成長していきたいと思います。

最後に高校生、受験生にメッセージをお願いします。

何事もやってみないと分からないです。自分の意見を尊重して行動してください。何が自分にとって大切なのか、人の意見も聞きながらしっかりと考えて自分の道を進んでほしいです。例え望んだ結果ではなくても悔いは残らないし、新しい道が拓けると思います。


取材を終えて

撮影と取材当日は、肌寒く天候も悪い1日でしたが、ずっと笑顔でいてくれました。 また、撮影中もこちらへ話しかけるなど、絶え間なく気遣いをしてくれました。 礼儀正しく、謙虚で、常に相手のことを考えている、その気持ちが取材中も伝わって来ました。 また、佐野君は好奇心旺盛です。 新たなことにチャレンジする、そこで新しい発見があり、新しい自分に出会える。 それを実現しているのが総合政策学部の学びであり、この愛知学院大学なのだと改めて感じることができました。 2年次以降の成長が楽しみです。 期待しています。ありがとうございました。

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