法学部
法律学科
大学のすぐ近くで行われている現実の裁判を 傍聴することで、法実務以上の何かを感じて。
愛知学院大学の名城公園キャンパスは、名古屋地方裁判所まで徒歩圏内。
歩いて15分程度で行けるので、裁判傍聴の授業前後にほかの授業があっても傍聴することができます。
裁判傍聴自体は基本的に誰でもできるものですが、法学部の学生として準備をし、専門的な視点で見学することに様々な気づきがあります。
裁判傍聴は15回の授業の10回目前後に行い、3~4人のグループに分かれて役割を決めて準備していきます。
当日は先生が裁判所を一通り案内した後、それぞれのグループごとにどれを傍聴するかを決め、傍聴に入ります。
多くの学生が初めての経験となる裁判傍聴で、弁護士、検事、裁判官が実際に裁判を進める様子を真剣に見守りました。
被告人も人であり、
様々な境遇の下にあること。
善悪の単純な判断だけでは済まない
法の実際を経験する機会に。
今年の授業では全グループが刑事事件を傍聴したのですが、感想として一番多かったのは、犯罪が身近に存在しているのだと気づかされた、というものでした。
罪を犯した当人を目の前にして、実在の地名で起きた実際の事件の内容を聞き、新聞やニュースの報道とは違う感想を持ったという人も。
様々な境遇の下にある人達を目の当たりにして、考えさせられたことは多かったようです。
この傍聴をきっかけに、その後、何度か授業の空き時間に裁判を傍聴したと言う学生もいました。
それぞれの人の苦しみに目を向けて裁判を傍聴した学生が、社会人となった後も、そのような気持ちを持ち続けてもらいたいと思います。