歯学部
歯学科
顎顔面外科学講座
先天性無歯症の新薬開発
歯が生える薬?進む新薬の共同研究
人間などのほ乳類は乳歯と永久歯が生えたら二度と新しい歯は生えませんが、サメやワニは何度も歯が生え変わるということを知っていますか?
実はわたしたちの細胞内にも永久歯の次に生える「歯の芽」があるということが先行研究で判明しています。
そこで、その細胞に働きかける薬が開発されており、薬によって「先天性無歯症」という生まれつき一部の永久歯が生えてこない遺伝性疾患の治療薬として期待されています。
本学の顎顔面外科学講座はAMEDという研究資金に採択された公益財団法人田附興風会医学研究所・北野病院歯科口腔外科主任部長 高橋 克らの研究グループに参画しています。
開発には多くの専門家が関わっており、そのうちの一人が本学の歯学部研究員、顎顔面外科学講座非常勤講師である町田純一郎先生(トヨタ記念病院歯科口腔外科部長)です。
既にモデルマウスに歯を生やすことに成功し、ヒトへの応用に向けた薬を開発中で、2024年に「先天性無歯症治療薬」の完成が予定されています。
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