卒業生の活躍
医療の最前線で
命を支える情報を届ける
かっこいい大人になりたい

アステラス製薬株式会社
スペシャリティケア第4営業部 山陰・岡山グループ
宇田 裕亮
薬学部 医療薬学科 2021年3月卒業
私は、医師や薬剤師に自社医薬品の情報を提供・収集・伝達するMRとして働いています。個人病院から総合病院まで、さまざまな医療機関を訪問し、医師が困っていることなどをヒアリングしながら、自社製品の紹介や解決策の提案を行っています。医薬品の副作用が発生した際には、医療機関で患者さんや薬品の情報を丁寧に収集し、より安全性や有効性の高い薬づくりにつなげています。「提案してくれた薬を使っていい反応が出ているよ」と医師から聞くと、患者さんの健康に貢献できていることを実感し、大きなやりがいを感じます。日々進化する医学研究に対応するため、知識のアップデートは欠かせませんが、薬学部での学びが確実に生きています。
この道を選んだきっかけは、学生時代にMRの方と出会ったことでした。「MRは医師への情報提供を通じて処方に関わり、多くの患者さんの治療に貢献できる仕事だ」という言葉に共感し、医療に携わる仕事への夢が膨らみました。10社以上のインターンシップを経て、現在の会社を選択。就職活動や学生生活で大変だったときも、学部の友人や野球部の仲間と励ましあいながら乗り越えてきました。今でも部活の仲間とは旅行を楽しむなど、かけがえのない絆は続いています。
愛知学院大学は、多様な出会いと学びの場でした。「なぜこんな少量の薬で効くのか」「人間の身体にどんな影響を与えているのか」。薬学部では、こうした根源的な問いを追究することができました。薬学の専門知識はもちろん、同大学の歯学部の解剖実習を見学する貴重な機会も得られ、医療への理解を深めることができました。今後もさまざまな経験を通じて社会をより深く理解し、MRとしてだけでなく一人の社会人としても成長し続けていきたいです。
医療の最前線で命を支える情報を届けるかっこいい大人になりたいです。