歯学部
歯学科

研究に取り組み、
歯周病治療を一歩先に進める
ワクワクする発見に辿りついた!

微生物学講座の長谷川先生と内記先生のもとで、歯周病の原因だと考えられている「Porphyromonas gingivalis」という細菌について研究しています。細菌を細胞に感染させて調べた結果、細菌の線毛(細胞に付着するために長く伸びた繊維状のもの)の種類によって、オートファジー(細胞内を掃除するシステム)を促進したり、抑制したりすることが分かりました。この発見は歯周病治療の新たな可能性につながります。先生方からの後押しもあり、2024年度「スチューデント・クリニシャン・リサーチ・プログラム(SCRP)※」で研究内容を発表。研究中は思うような結果が得られず苦労しましたが、先生方から違うアプローチをしてみてはどうかとアドバイスをいただき、辛抱強く研究を続けると、おもしろい発見がありました。「これは世の中の誰も知らないのではないか」と思えるほど、ワクワクしたことを覚えています。発表当日は英語でスピーチ。人前で話すことが苦手でしたが、発表を通してさまざまな視点で意見をいただけることが分かり、研究発表以来、発表の場を大事に思うようになりました。

※歯科学生が自らの研究テーマについて発表を行う場。

 

荒井 領

歯学部 歯学科 6年
(宮城県・私立古川学園高校出身)

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