歯学部
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学生が若年層向け歯周疾患検診のリーフレットを作りました!
歯学部の学生が名古屋市と連携して若年層向け歯周疾患検診のリーフレットを作りました!
たくさんの打ち合わせやデザインチェックを経てようやく完成したリーフレット。どのような過程で準備してきたのか、学生たちのリーフレット完成までの道のりを紹介します!
1.名古屋市と愛知学院大学との連携・協力に関する包括協定が締結
2022年12月22日名古屋市と愛知学院大学との連携・協力に関する包括協定式が市役所にて行われました。県内唯一の歯学部保有大学である特色を活かした歯科口腔保健に関する連携・協力を歯学部が担うことになりました。
2.名古屋市健康福祉局健康部健康増進課と歯学部との取り組み
名古屋市は、2022年10月1日から歯周疾患検診の対象年齢を20,25,30,35歳にも拡大しました。
ただ、歯周疾患検診は高齢者の方でも受診率が低いので、若年層の受診率はさらに低くなることが懸念されるとのこと。この若年層の受診率を上げることを目標にしました!
3.若い世代に向けた歯周疾患検診の周知啓発のための効果的な広報
名古屋市健康福祉局の方々と歯学部教員で意見交換を行い、若年層向けのリーフレットを作成することになりました。そこで、歯周病学を学び終えた3年次以上の学生の有志を募り、3年生~5年生の22名の学生が参加しました。
4.若年層向け歯周疾患検診リーフレットの作成開始
2022年11月末から健康増進課の方々と学生との意見交換会を複数回行いました。リーフレットのデザイン案を見て学生はたくさんの意見を出しました。
「歯周病になると何が困るのか書いてほしい」
「検索はQRコードで簡単に」
「グラフを入れるより『〇人に1人は歯周病』などわかりやすく」
など、具体的な意見が上がり、デザインの修正に反映されました。
表紙のデザイン案は3つ。
デザイン案の作成や決定までの過程で教員や職員の意見は一切入っていません。
さて、1~3のデザインの中から学生たちはどれを選んだと思いますか?
【デザイン案1】
【デザイン案2】
【デザイン案3】
答えは3です。
その理由は「イラストはインパクトが弱い(世の中にありふれている)から」でした。
表紙には動物の写真を採用することになりましたが、猫ではインパクトが弱いので、東山動植物園に画像の提供を依頼することになりました。
東山動植物園からいただいた表紙用の写真は4枚です。
さて、学生が選んだ写真はどれでしょうか?
【写真①】
【写真②】
【写真③】
【写真④】
5. リーフレットの表紙の写真
結果は、①の象は0票、②のコアラも0票、③のシャバーニが11票、④のレッサーパンダも11票で同票でした。
皆さんの予想と合っていましたか?
結果的に同票だったシャバーニとレッサーパンダの両方を表紙に使う案が採用され、2023年3月に完成しました。
出来上がったリーフレットは2023年5月末から市民向けに街頭配布しますので、是非ご覧ください!
【完成したリーフレット】