心理学部
心理学科
心の「見える化」に挑む!

榊原ゼミでは、心拍や脳波などの生体信号を用いて、リラクセーションの効果を研究しています。人がリラクセーションの状態にあるとき、自律神経の働きが変化し、心拍変動や呼吸、血圧などにその反応が現れます。これらのデータを詳しく分析し、リラクセーションの背景にあるメカニズムを解明しています。
また、榊原ゼミでは「他人の表情を見て、心が反応する様子を捉えることはできるのか」という問いを明らかにするために、脳波を測定する心理実験を実施しています。笑顔、悲しい顔、怒った顔などの表情に対する反応を数値やグラフで「見える化」し、人の感情と脳の関係への理解を深めています。心の反応を数値化することで、ストレスや緊張感を感じやすい場面を明らかにし、それらをコントロールする練習ができるようになります。研究によって得られた知見は、日常生活や臨床現場で役立てられています。