心理学部
心理学科
学生インタビュー
身近な疑問から社会現象まで
人の行動に潜む「なぜ?」を解き明かす

中尾 果威斗
2025年3月卒業
愛知県立津島東高校出身
就職先:株式会社フジトランス コーポレーション
社会の多様な分野で応用できる学問
心理学は、人の心を読む学問だと思っていました。でも実際に学んでみると、人間の行動や生理反応、統計データを基にした、幅広い学問でした。ビジネスや教育、福祉など、社会のあらゆる分野で活用されています。例えば、自分が信じたい情報ばかりを集めてしまう「確証バイアス」や、ジンクスをつい信じてしまう現象も、心理学的に説明できます。日常の何気ない行動にも、心理学が隠れているのだと気づきました。
企業イメージが商品の美味しさを決める?
ゼミでは、商品の良し悪しや魅力の有無が、提供企業のイメージに左右されることを研究。例えばA社に比べB社が美味しいリンゴジュースを提供したという調査結果を先に頭に入れると、違う商品のオレンジジュースでも、A社に比べB社を無意識的に良いと評価する現象があります。これは企業の信頼性が商品イメージに影響を与えることを意味し、ブランディングにも応用できる考え方。心理学の学びが生きる場面はとても多いと感じます。