文学部
宗教文化学科

神話は、ゲームや漫画の元ネタの宝庫。

宗教文化史ではゲームや映画、アニメーションなどでよく取り上げられる各国の神話を通して、その地域に根差している文化や宗教について考えます。北欧神話など比較的メジャーなものから、スラブ神話のようなあまり知られていない神話まで幅広く取り扱っています。

 

「スラブならば、まさに今のウクライナも入る地域であり、素晴らしい文化が残る場所でいま戦争が起き、それらの文化が破壊もしくは破壊の危機に瀕していることに、一層心を痛めているようです。古代の人が伝えてきた神話のなかに、現代にも通じる葛藤や心情が見えることに親近感を得ているのではないでしょうか」

 

と小林先生。ゼミの学生たちからは

「ゲームでは、神と神の関係はあまり描かれることがないと気づいた」

「北欧神話のロキは悪役と思い込んでいたが善悪混淆の神であるとわかった」

「実際に学んでみると息子や妻といった「家族」関係が見えてきた」

 

など、知っているつもりで知らなかった神話の新たな一面を見出しています。

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