文学部
歴史学科
学生インタビュー
発掘調査に憧れ、考古学の道へ
リアルな体験から生まれた新たな夢
野口 真由
文学部 歴史学科
2024年3月卒業
桜丘高校
就職先::四国中央市役所(学芸員)
実習でしか分からない、発掘調査のリアル
小学生のときにテレビ番組で見たピラミッドやマヤ文明などの遺跡に憧れ、考古学に興味を持つように。発掘調査の実習では、平安時代に窯元があったとされる場所に出向きました。実習の前には測量の練習をしたり、仮説を立てたりと入念に準備をしますが、1日掘ってもなにも出土しないことも…。調査の最終日に器の破片を見つけたときは本当に感動しました。発掘調査の現場を体感できる、いい機会になりました。
考古学のロマンを届けたい
卒業後は学芸員として、着任先の地域で埋蔵文化財にかかわる発掘調査や遺物の整理、報告書の刊行などの業務に従事します。学芸員にとって、研究や発掘だけではなく、文化財の普及や教育も大きな仕事だと思っています。昔の人が残したものに、今を生きる私たちが触れられる“考古学のロマン”を、さまざまな人に知ってもらえるよう、歴史学科で学んだことを生かしてこれからも努力し続けます。