文学部
歴史学科
学生インタビュー
ステレオタイプのイスラム像に惑わされないで。
稲垣 美玖
文学部 歴史学科
2023年3月卒業
岐阜県立多治見高校出身
就職先:スターツコーポレーション株式会社
もっと深く知るため、イスラム圏史のゼミへ。
高校時代に「イスラム教徒の人は律儀で良い人だった」という話を聞いて、自分のイメージとの違いに驚きました。それ以来イスラムに興味がわき、大学でもイスラム圏史のゼミを選択。イスラム、と聞くと「怖い」と感じる人もいると思います。確かに男尊女卑などネガティブな一面もありますが、それはごく一部。学びを深めることで世間のイスラムに対するイメージとのギャップに気づかされました。
イスラムの女性の未来を考えた卒業論文。
卒業論文は「フランスにおけるスカーフ論争 隠された目的」です。フランスは政教分離の国で、公立の学校ではイスラム教徒の女性でも、宗教上必要なスカーフを着用できません。「史学概論II」の授業で西洋では女性がコルセットから解放されたことで、社会進出につながったと学びました。イスラム教徒の女性も、スカーフ着脱を自発的に選択できれば状況改善につながるのではと考え、研究を進めました。