文学部
日本文化学科
学生インタビュー
まさか自分が仏像を
こんなに好きになるなんて!
細田 美優
文学部 日本文化学科
2022年3月卒業
長野県大町岳陽高校出身
就職先:社会福祉法人 豊田市育成会
実は古典が苦手だった高校時代。
本を読むのは好きだったのですが、なぜか高校時代は古典が大の苦手で。なんとかそれを克服しようと源氏物語や伊勢物語など古典文学作品を一から読み直しました。すると近代文学とは異なるおもしろさに気づき、苦手な科目が最も関心のある分野に。この学科では文学作品を単に読むだけでなく、当時の思想や宗教の視点からも考察し、文化が生まれた歴史的背景を探求できるのが魅力です。
文学から美術史へ興味がシフト。
この学科では、4領域すべての授業の入門編を学ぶことができます。私はこれで、日本文化の幅広さと奥深さを実感。これまであまり知らなかった日本文化の分野にも興味が広がり、日本美術史のゼミへ。仏像について研究しました。美術史の最大の魅力は現存している作品が多く、実際に見に行けることです。研究対象の仏像を実際に見ることができたときは言葉にできないほど感動しました。
◎私の好きな講義
仏教と芸術
仏像は、実は時代や制作地によって大きく特徴が異なります。例えば身体の厚みも飛鳥時代では薄めですが、鎌倉時代ごろになるとどっしりとした体型に。仏像を見るだけで、いつ、どこで作られたか分かるように。
◎卒業論文のテーマ
日本に請来された 宋代彫刻に対する信仰とその変化
「仏教と芸術」という講義で、仏像の奥深さを知りました。清凉寺釈迦如来像と泉涌寺楊貴妃観音像を中心に、宋代彫刻がどのように信仰されてきたかを研究。実際に仏像も見に行き、衣の表現の緻密さに感動!
◎日本文化学科を選んだ理由
茶道などの日本文化を体験できる授業があることが大きな決め手のひとつに。やってみたいと思っても個人ではなかなかできません。その体験型の学びに惹かれました。