文学部
宗教文化学科

無宗教だからこそのフラットな視点を大切に
人々の価値観や行事の背景をひも解く

植田 裕士

文学部 宗教文化学科
2024年3月卒業
静岡県立榛原高校出身
就職先:菊川市役所(行政職)

 

 

地元の祭りに込められた意味

大学に入学するまで宗教は自分とは関係のないものだと捉えていた私にとって、子どものころに参加していた地元の新嘗祭(にいなめさい)は、ただのお祭りという認識でした。しかし、この学科で学ぶうちに新嘗祭に「神さまへの感謝を伝える」という意味があることを知り、宗教は身近なものと密接していることに気づきました。現在は行事の背景や目的を意識するようになり、地域のイベントなどにも多角的な視点で参加しています。

 

死生観を研究して、生き方を見つめ直す

キリスト教や仏教ではそれぞれ独自の「死後の世界」が存在しますが、無宗教な人の多い日本人は死後についてどのように考えているのか…。日本人の死生観が気になったので、ゼミで研究することに。今と昔を比較したり、日本と外国の違いを調べたりなど、無宗教な私だからこそフラットな視点で死生観について研究できました。多様な死生観を調査するなかで、自分の生き方についても見つめ直すことができたと思います。

関連するリンク