文学部
日本文化学科

時代とともに変わるものと変わらないもの
深く考える中で、自分が変わっていく

加藤 諒

文学部 日本文化学科
2025年3月卒業
私立南山高校出身
就職先:シャープマーケティングジャパン株式会社

 

身近な日本文化の背景にあるもの

古典文学が好きで、自らの手でふれながら日本文化を学修するスタイルに惹かれ、入学しました。この学科の魅力は、日本文化を学ぶ授業がたくさんあり、その授業を通じて何気なく見ている風景の裏側を知ることができる点です。例えば、花見といえば今は桜ですが、奈良時代では梅でした。時代の変化につれて、桜を楽しむようになるなど、日本文化一つひとつに歴史があり、意義があることを知れたのが発見でした。

鴨長明から今を生きるヒントを

卒業論文では『方丈記』の作者・鴨長明を取り上げました。鴨長明は、災害や事件が相次ぐ現代と同じような境遇を生きた人物です。彼の生き様に共感するところがあり、もっと知りたいと思うように。『方丈記』は短い文章のため、他の作品や当時の人から見た鴨長明の姿を調べる必要があり、俯瞰的に捉える難しさを感じています。しかし、研究を進める中で、自分の考えや見方が変わっていくことに研究ならではのおもしろさを感じました。

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