短期大学部
歯科衛生学科
学生インタビュー
患者さん一人ひとりに寄り添った
予防法を見つけていく。
寺島 来夢
短期学部 歯科衛生学科
2022年3月卒業
愛知県立長久手高校出身
就職先:医療法人志萠会 原歯科
口の健康がほかの病気の予防に。
小学生の頃、歯の矯正をしていたことから歯の大切さは自覚していました。講義を通して、口腔環境がいかに全身の健康に影響を及ぼしているのかを知りました。特に女性の場合、歯周病を抱えていると菌が全身に回り、早産や未熟児出産率のリスクが通常の約7倍になることも。口の健康を守ることで、ほかの病気の予防や身体に対するリスクを下げることができると伝えていきたいです。
一人ひとりに最適な歯磨き法を。
歯科保健指導ではオンラインと対面の両方で、各ライフステージにあわせた歯磨き指導を学びました。例えば、小さなお子さんであれば保護者に対する仕上げ歯磨きの重要性であったり、お年寄りの方には歯ぐきが下がることによる根元の虫歯を防ぐ方法であったり。歯磨きひとつとってもやり方や意識する部分は異なるため、患者さん一人ひとりにあわせた方法を考えることができるようになりました。
◎私の好きな講義
歯科予防処置論
歯石除去や歯面研磨などの予防法を学び、実習では実際にスケーリングを体験しました。先生と自分が扱うスケーラーの「音」の違いから未熟さを痛感。「何が違うんだろう」と探求心を持ちながら励みました。
◎卒業研究のテーマ
速乾性擦式消毒薬の使用量による効果と 手荒れの有無による塗布状況及びその効果
新型コロナウイルスの流行によって、多く見かけるようになった消毒薬。人によってはポンプを軽く押すだけだったり、しっかりとプッシュしたり。その使用量が適切なのか、効果に差が出るのかを調査しました。
◎歯科衛生学科を選んだ理由
より専門的な器機・設備に恵まれた環境である歯学部附属病院で、約1年間にわたる臨床実習ができることを知り進学を決めました。