経営学部
経営学科

新たな課題にチャレンジする意志が、
未来の可能性を拓く。

技術とニーズの変化を捉え利用する。

ビジネスで注目される「メタバース」。ネット上に構築された3次元仮想空間のことですが、私のゼミでも「バーチャル名城公園キャンパス」構築に取り組みました。コロナ禍で登校が制限された時期、学生が大学で友人と会うことができなくなりました。オープンキャンパスもオンライン開催になり、高校生に大学を見てもらう機会も制限されることに。そこで仮想キャンパスを企画し、clusterというネット上のプラットフォームに名城公園キャンパスを構築。ゲームのようにアバターを操作して移動し、教室や施設を見学したり、他の人と交流できるようにしました。これは、情報の伝え方あるいは人々のコミュニケーションの問題を解決する取り組みといえるでしょう。

 

若さはビジネスのアドバンテージ。

「情報がうまく伝わっていない」「つながればもっと良くなるのに」といった問題は、実はビジネスでもよくあります。良い製品なのに知られていないとか、顧客の不満を把握できていないなどです。企業内でも社長の思いが社員に届かない、同僚間の連携がうまくいかないといったことがあります。これらは情報とコミュニケーションにかかわる問題ですが、一方でこうした問題の解決を助けるICT(情報通信技術)も急速に発展しています。SNSやAIスピーカーを当たり前に使いこなす若いみなさんは、この分野で大きなアドバンテージがあります。経営学の学びでさまざまな問題を知り、解決することにぜひチャレンジしてください。みなさんの可能性はより一層広がるはずです。

 

 

 

◎教員PROFILE

林 幹人教授:慶應義塾大学大学院経営管理研究科博士課程修了。博士(経営学)。システム会社にて実務を経験した後、大学にて企業の情報技術、特にSNSなどコミュニケーション技術の活用や知識共有のためのナレッジマネジメントシステムについて研究。経営情報学会、日本情報経営学会、組織学会などに所属。

 

 

関連するリンク