愛知学院大学
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所属しているゼミで「デザイン思考」について学ぶうちに「答えは一つじゃなくてもいい」という考えに共感し、興味を持つようになりました。デザイン思考の発祥の地のひとつであるデンマークで本格的に研究したくなり、文部科学省が官民協働で取り組む留学促進キャンペーン「トビタテ！留学JAPAN」に挑戦することを決意しました。この制度は自分が立てた留学の計画に基づいて奨学金の給付が決まるものです。学びたい思いをプレゼンし、見事合格することができました！

デザイン思考の中には、質の高いアイデアをひとつ出すのではなく、たくさんのアイデアを出し、それらを尊重することでどんどんいいものにブラッシュアップするという考え方があります。デンマークでは教育にこのデザイン思考を取り入れていることから、学校の授業でも生徒たちが思い思いの意見や質問を積極的に発言するんです。そして、先生もそれに対してしっかりと答えていて、『誰のことも無視しない』という空気を感じました。私が過ごしてきた日本の小学校、中学校ではなかなか体験できないことを肌で感じることができ、とても貴重な経験でした。

今はインドにわたり、教育支援のインターンシップに参加中です。インドでは教育にまつわる問題が山積していますが、子どもたちにデザイン思考を体験してもらえるような事業を企画しています。

留学するまでの私は受け身な性格で、家族や周囲の人に言われたことをそのまま聞き入れてしまうタイプでした。でも、やりたいと思えることを自分で選んだり、挑戦したりするようになって、流されにくくなりました。ゼミで学んだことがきっかけで、一歩踏み出す大切さを学ぶことができました！