健康科学部
健康科学科

“のど”の音から、
患者さんの飲み込みの状態をチェック

言語聴覚士が嚥下(えんげ)に問題を抱える人の飲み込む力を調べるために用いる方法のひとつに「頚部聴診法」があります。正常な人は食べ物を「ごくん」と飲むとのどには何も残りませんが、飲み込む力が弱っている人は食べ物が口やのどに残ってしまいます。聴診器を使うことで、残った食べ物で滞ってしまった空気の音を聞き取り、状態を把握することができます。その結果から、患者さんの食事をゼリー状にしたり、とろみをつけたり…と、再び飲み込むことができるようになるための機能訓練を行います。

患者さんの状態を適切に把握するための訓練を重ね、3年次終盤からスタートする実習に備えます。そして、学生のうちから繰り返し学んだことは、必ず現場で役に立つはずです。

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