健康科学部
健康科学科

「ゴックン」がうまくできない。
嚥下のメカニズムと誤嚥対処法を学ぶ。

 

読む・書く・聞く・話す、が先天的、後天的な理由でできない方へのリハビリを行うのが言語聴覚士の仕事。言語という名称がついていますが、食事などをうまく飲み込むことができない方へのリハビリ対応も言語聴覚士の仕事です。

 

言語聴覚士をめざしている私が今学んでいるのは「ゴックン」がうまくできない、つまり嚥下障害についてです。飲み込みがうまくいかないと、誤嚥をしてむせるだけではなく、食事そのものに興味がなくなり、栄養状態も低下してリハビリに必要な体力もなくなってしまうのです。

 

嚥下障害学の授業では、まず嚥下のメカニズムや検査の方法、誤嚥時の対処方法などを学びます。そして先生を患者さんに見立てて、水を飲んでもらい、のどに聴診器をあてて流れる音を聞き、誤嚥をしているかどうか判断する実技試験を行います。同時に、嚥下の訓練を行う際に脈拍や血圧、呼吸状態は大丈夫かなど全身状態を見極める検査方法も学びます。最終的には嚥下内視鏡および嚥下造影検査の読影、ならびにリハビリテーションも行う予定です。

 

将来は技術面だけではなく寄り添う気持ちを大切に、障害を有する方の心の支えになれるような言語聴覚士をめざしています。

 

 

健康科学部科学科4年生 廣田 栞那さん

健康科学部科学科4年生 廣田 栞那さん

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