健康科学部
健康科学科

患者さんの“できない”を体験。
寄り添う支援を学ぶ。

コミュニケーションや発声、聞こえ、飲食物の飲み込みに問題を抱える人を支援する言語聴覚士。

患者さんに寄り添って支援するために“できない”状態を理解して、どうすれば“できる”ようになるのか一緒に考えていきます。

 

先日、言語聴覚士コース3年生の「嚥下(えんげ)障害総論・各論」の講義で、食形態(嚥下食)をマスターするための演習を行いました。

 

人間の食べ方は「まるのみ」「おしつぶし」「すりつぶし」の3つ。

演習ではこれらの食べ方が出来ない患者さんを専門的に評価し、たとえ障害があっても食べられる嚥下食を提供するための実技を学びます。

 

演習で使用した嚥下食

 

例えば3つの食べ方の違いを理解するため、嚥下食を使ってそれぞれの違いを体験。

「舌の前後運動で飲み込む」ことを実際に体験し、どうすれば「噛まなくても飲み込めるか」を考えます。

 

言語聴覚士コース 牧野教授

 

言語聴覚士コース「嚥下(えんげ)障害総論・各論」

舌の前後運動で飲み込むことを体験

 

体験しながら「どうすれば飲みこみやすくなるのか」を考え、実践的な指導方法や嚥下食の作り方を学びました。

 

頭では理解できても、実際に指導するのは難しいものです。
本学では世界最先端の知識や技術を丁寧に指導。このような学びを通して学生は卒業後、勤務地の病院や施設において「即戦力」として活躍、患者さんや家族の苦しみに寄り添うことができるようになるのです。

 

 

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