卒業生の活躍
部活で出会った一生モノの友人
そのつながりこそが
子どもたちを守る原動力に
愛知県豊田警察署
生活安全課
加藤 みのり
心身科学部※ 健康科学科 2020年3月卒業
(愛知県立大府高校出身)
※現 健康科学部
生活安全課では、主に未成年の子たちが関わる事件の捜査を担当しています。「子どもが他の人を怪我させてしまった」などの通報
があったときに、当事者への取調べや周囲の人への聞き込みを行い、事件の解決や罪を犯した少年の更生を促しています。また、少年に関する相談への対応や、近隣の学校で実施する非行防止教室も私たちの重要な仕事です。いずれの業務でも、デリケートな問題を抱えている子どもたちと接する機会が多いため、相手が抱えている不安や感情に寄り添うことが求められます。罪を犯した子どもたちに更生してもらうのは一筋縄ではいきませんが、心を入れ替えて新たな人生を歩み始める瞬間に立ち会えたときには、「私のやってきたことは、ちゃんと社会の役に立っているんだ」と、生活安全課としてのやりがいを心から感じられました。
在学中はラクロス部の活動に打ち込んでいました。東海地区大会優勝をめざして日々練習に励んでおり、4年生になっても19時までラクロス部で汗を流し、それから22時まで大学の図書館で公務員試験の勉強をしていました。振り返ってみると我ながらハードな生活を送っていたと思いますが、当時の原動力となっていたのはチームメイトの存在です。彼女たちと一緒にいるために部活に参加していたといっても過言ではないほどチームメイトが大好きで、今でも大学時代の話で盛り上がっています。また、ラクロスはチームでの自分の役割をしっかりと把握し、コミュニケーションを取りながら連携しなければなりません。事件の捜査をはじめとした警察の仕事もチームワークがとても重要になるため、部活動で培われた協調性は、今の仕事につながっていると感じる瞬間が多々あります。
愛知県警察では、多くの愛知学院大学の卒業生が活躍しています。警察官は市民の生活を守る責任の大きい仕事ですが、それでも今を楽しいと思えるのは大学の先輩や部活仲間との出会いがあったからこそ。大学進学を考えている方には「人とのつながり」を大切にし、「誰かと何かを成し遂げることの楽しさ」をぜひ感じてもらいたいです。