経営学部
経営学科
経営学部生が産学官連携ゼミ
(環境・SDGs・社会連携)に参加
今回のプログラムは、名古屋市「令和5年度使い捨てプラスチック削減のモデル事業※」にて愛知学院大学名城公園キャンパスで展開されている「容器のシェアリングサービスRe&Go」と関連するもので、同事業の展開・推進に携わっているNECソリューションイノベータ株式会社、名古屋市環境局の参画のもと次のような内容で実施されました。
まず、企業経営とSDGsの関係性、社会課題の解決事例などについて説明が行われ、次にITや情報技術を用いたSDGsの推進について環境・暮らし・健康・地域経済の領域における取り組みやエコシステムが紹介され、実例をもとに学修を行いました。
そして、名古屋市モデル事業であるテイクアウト容器「Re&Go」のシェアリングサービス(NISSHA株式会社)が紹介され、そのスキームや利用・返却に係るIT(情報技術)との連動、ステンレス製リユース容器のデザイン・開発等のストーリーが紹介されました。
具体的には、実際のデータをもとにステンレス製容器を用いることによる環境負荷の低減、使い捨て型のプラスチック製容器の削減効果が説明され、それら効果がIT技術の組み込みによって見える化されていること、利用のみならず回収・洗浄といった後工程の最適化までが企図された作りこみになっていることなどが説明され、参加した学生は熱心にメモを取りながら耳を傾けていました。
その後、ユーザー視点から「Re&Go」サービスについて考察を深めるため、キャンパス内にあるカフェ(猿Café)に移動し、実際にステンレス製テイクアウト容器の使用体験会を実施しました。
実際に容器を手に取りながらデザインや使い心地、登録の方法や返却システムについて意見交換を行い、利用シーンを想定しながらシステムを体感し、感想を共有しました。
最後に、事業に携わっている事業者ならびに名古屋市環境局の方から、サーキュラーエコノミーの実現、エシカル消費の推進、新しいライフスタイルへの転換に向けた、若い世代への期待が表明され、ゼミ生は新システム・サービスの実装に関する多くの知見を得ることができました。
※同事業はテイクアウト時に発生する使い捨てプラスチック容器からステンレス製のリユース容器を使用することにより、大量生産・大量消費・大量廃棄社会からの転換、新しいライフスタイルを実践・体験することを目的としています。
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