つながる力。動かす力。愛知学院大学

ビジネスへ。産業へ。時代のその先を創造的に変える。心理学部2022年4月誕生

1970年に心理学科を開設し、
臨床心理士・公認心理師をはじめ
多数の人材を輩出してきた愛知学院大学は、
新時代の期待に応える「心理学部」を新設。
歴史ある教育の伝統は生かしつつ、
より自由で可能性に満ちた専門教育を推進します。
心理学の知見を強みとして、
産業や行政、医療・福祉・教育など、
幅広い分野で活躍できる人材を育てる新学部、
2022年4月スタートです。

INDEX

Data Science

心理学×データサイエンス

従来の心理学の領域を超えた幅広い学び。
心理学的実証データを有効活用し、
ビジネスや産業、研究・開発分野において
活躍できる知識・スキルを身につけます。

事例で知る「データサイエンス」

Chapter1

アメリカ大統領の選挙戦で、オバマ候補は6億ドルという巨額の献金を集めた。これにより全米7大ネットワークのゴールデンタイムで、選挙戦コマーシャルを流すことができ、勝利へ大きく前進する役割を果たした。

Chapter2

この選挙戦には、インターネットやSNSなどの活用があった。このキャンペーンで採用されたマーケティング手法が「ABテスト」。2通りの打ち出し方、見せ方を用意して、それぞれを同じ条件で実験して、どちらが高い効果を上げたかを検証。“最も効果のある方法”を導き出すために用いられた。

Chapter3

ウェブサイト上において、Aパターンは選挙活動の写真。Bパターンでは家族と写っている写真を用意。より目的を達成しやすいパターンを見つけ出すことを検証した。

Chapter4

その結果、メインビジュアルには「家族が写っている写真」。登録ボタンには「より詳しく知る(LEARN MORE)」が最適であると判断。

Chapter3

この施策により献金額は劇的に増えていき、個人献金者約100万人より約6億ドルの献金を集め、選挙戦圧勝へ大きな役割を果たした。

心理学部で何を、どう学ぶのか。

[製品評価の心理学]

デザイン自体の良し悪しで、その商品を選ぶかどうかを決めたりしたことはありませんか。デザインは消費者の潜在的な嗜好や購買意欲などに大きな影響を与えており、広告、デザイン、マーケティング等においても非常に重要な要素の一つです。この授業では視覚的なデザインが私たちの心理的活動や機能にどのように影響を与えるかについて学び、「人にとって良いデザインとは何か」について、考察を深めていきます。

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[感性工学]

例えば消費者が「シックな腕時計がほしい」と思ったときや、デザイナーが「高級感のある家電製品を作ろう」と考えたときなどに、この「シック」や「高級感」という感性を、必要な機能を組み込みながら、色や形などの具体的なデザイン要素に落とし込み商品を設計する技術が、感性工学です。この授業では、身の回りにあるさまざまな道具や製品の特性について注意深く考察し、心理的要素をデザイン要素に翻訳していく方法を学びます。

Chapter1

国内はもとより海外にも広く市場を持つ、ある化粧品メーカー。顧客から寄せられた相談や要望など貴重な声を社内で共有し、商品開発やサービス向上などに生かす取り組みを強化している。

Chapter2

国内では、フリーダイヤルやメール、LINE、手紙などで収集される顧客の声は、年間10万件以上。店頭で集められるのは数万件。さらにはSNS上の声など、さまざまな場面や方法で収集される。

Chapter3

これら顧客の声をテキストマイニングシステムにより、可視化することで目的に応じて分析・活用できる環境を整えている。

Chapter4

商品企画の段階においては、実際に顧客が使用する場面を想定してパッケージ設計や品質表示などに反映。発売後には、顧客が商品・サービスについて、どのように感じたかを解析・検証し、さらに改善を重ねていく。

Chapter5

世界の顧客の声を効率的に収集・分析し、集約されたデータ情報は全社員が共有。企業の価値創造につなげることに全社的に取り組んでいる。

心理学部で何を、どう学ぶのか。

[消費者行動論]

消費者が実際に商品を購入する際、どのように商品をリサーチし、どのような情報にもとづいて買う/買わないということを決めるのか、また「どこで」「どのように」購入するのかといった、幅広い「消費者の心理と行動」を学び、消費者に対する深い洞察力を身につけます。また、その知見が、実際に企業が行う「売れるしくみづくり」をはじめとするマーケティング戦略にどのように生かされているかを理解し、自ら戦略を立てる方法も学びます。

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Chapter1

あるカタログ通販企業がスマホを使って、既存の顧客との関係強化につながるデータ収集に取り組んでいる。販売促進の中心的な役割を担っている紙媒体カタログ。その閲覧傾向をデータ化しようとする試みである。

Chapter2

アプリにカタログスキャン機能を付け、顧客はその場ですぐに商品データが分かるようになっている。スマホ画面には商品の在庫数、会員ランクに応じた価格、クーポン利用時の割引価格などが表示される。

Chapter3

これらのアプリで取得された商品スキャンデータをはじめ、ECサイトでのアクセスデータ、そして購買データを組み合わせることで、顧客行動を浮かび上がらせることを狙いとしている。

Chapter4

さらにはコールセンターでの会話内容を、言語解析技術などを使って、どのようなキーワードが購買に結びついたのか、といった解析もできることをめざしている。

心理学部で何を、どう学ぶのか。

[データサイエンス入門]

スマートフォンの普及や計測・通信技術の発展によって、近年では社会に蓄積されるデータは量・種類ともに飛躍的に増大しています。データサイエンスは、それらのデータの処理・分析を行いデータの中から価値のある情報を引き出すことを目的とする学際的な領域です。この授業では、さまざまな領域におけるデータ分析の実際の例を通して、データサイエンスとは何かを学びます。

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[情報ビジネス心理学演習I]

この授業では、統計解析に特化したプログラミング言語Rを学びます。ビッグデータへの注目などから近年ではビジネスシーンでの利用も増えてきており、社会人からも需要が高くなっています。データの処理方法や可視化などの必須の技能を身につけて、データから価値ある情報を引き出す技術を修得することをめざします。

[多変量解析]

この授業では、統計ソフトの使い方の学習にとどまらず、その方法の土台にある仮定や理論についての初歩的な知識や、具体的なデータ解析の方法を学ぶことで、心理学研究に応用できる統計学の知識を修得します。また将来、個人・属性に関する情報や購買・行動履歴などといった膨大なデータを蓄積、統合、分析および活用し、企業の販売促進をはじめとする多彩なビジネスへ役立てていくためのスキル修得をめざします。

Chapter1

ある飲食店では、席の配置や案内の方法によって売上が変わってくる経験をデータで確認して活用。隣に、横に、見ず知らずの他者が座られると居心地が悪い。かといって誰もいないお店も不安。見知らぬ他人との距離はほどよく離れていたほうが居心地がいい。

Chapter2

家族や夫婦、恋人であっても近すぎる距離感はストレス。在宅ワークが増えたポストコロナでは、改めて人との距離や関係性が見直される。住宅設計はむしろ家族との距離を取ることを重視する方向に。

Chapter3

社会心理学者は人と人との距離と心理状態に関する多くの実験を行い、膨大なデータを積み重ねてきた。コロナの時代において、変わりゆく人の距離感と快適さの関係性を調べている。

Chapter4

人間だけでなく、個体同士の距離感は我々の心理に大きな影響を及ぼしている。適切な距離をさまざまなデータから導き出せれば、理想の空間や人生が見えてくる。

心理学部で何を、どう学ぶのか。

[実験心理学演習I]

人の心理的機能を評価するためには、どのように測定をすればよいのでしょうか。この授業ではその方法を修得するために、コンピュータを用いた心理学実験プログラムによるさまざまな測定方法を学びます。人の反応時間や視線の計測など、さまざまな方法の応用可能性を考えていきましょう。

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[デジタルデザイン演習]

近年、バーチャルリアリティや拡張現実の技術が急速に発展し、私たちの世界が広がりつつあります。デジタルデザイン演習では、実際にUnityというゲームエンジンを使って簡単な仮想世界を作成し、新たな世界の広がりへの理解を深めます。

COLUMN

なぜ「心理学×データサイエンス」なのか。

心理学研究にはデータサイエンスが不可欠

見たり触れたりすることができない
人間の心理に迫るために、
心理学ではアンケートやインタビュー、
実験・観察といった手法を用います。
こうして収集したデータを正しく処理・分析し、
得られた情報を根拠(エビデンス)として
研究を進めます。
データサイエンスとは、大量のデータの中から
意味のある情報を取り出すための科学と技術。
心理学とは切り離せない関係にある学問です。

現代社会のあらゆる分野
役立つ学び

膨大なデータが流通し蓄積する現代社会。このビッグデータから得られる情報は、心理学研究にとどまらず、ビジネス・行政・医療・教育など社会のあらゆる分野で、意思決定の根拠として重要な役割を果たします。データサイエンスの学びは、どんな分野に進んでも役立てることができます。

心理学×データサイエンスが
あなたの武器に

心理学部では心理学の幅広く専門的な知識を身につけることができます。またコミュニケーションやストレスマネジメントといった対人スキルを養います。その上で、データサイエンスの知識とスキルを組み合わせられる本学部の学びは、現代社会を生きるあなたの強力な武器となります。

心理学部ではデータサイエンスをこう学ぶ

文系の人も無理なく学べる
習熟度別クラス

1年次に全員が学ぶ入門科目「心理学統計法」では、習熟度別の少人数クラス編成を導入します。「数字や数式を扱うのは苦手」という人でも基礎からじっくり学ぶことができ、着実に力をつけることができます。

より高度な専門性を磨く
上級科目も

2年次以降は「データサイエンス入門」「情報ビジネス心理学演習(ビッグデータ分析)」「多変量解析」などの科目群を開講。専門性をさらに高めて、将来はデータサイエンティストとして活躍することも可能です。

「心理学×データサイエンス」専門科目の一例

  • 情報ビジネス
    心理学演習Ⅰ
  • デジタル
    デザイン演習
  • 製品評価の
    心理学

幅広い分野で生かせる
「心理学×データサイエンス」

今やビッグデータやVR、AIなどの最先端の技術や、
商品開発をはじめとする
ビジネス領域においても注目される心理学。
愛知学院大学心理学部では、
心理学の科学的な知見を
多様なビジネス、産業などに
生かすことができる人材を
しっかりと育成する環境が整っています

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ビジネス

ヒット商品の開発や
社員の能力を
引き出す組織づくり

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医療

心の問題に
対処するための
治療方針の決定

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教育

子どもたちの
発達段階に応じた
教育方法の決定

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スポーツ

選手の個性や
能力を生かすチーム
づくりや戦略策定

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行政

誰もが安心して
暮らせるまちづくり
などの政策立案

Human Skill

心理学×ヒューマンスキル

「ストレス」との上手な付き合い方や
円滑なコミュニケーションを育む方法、
また他者を理解し、支えていくための
専門的な知識・スキルなど幅広く身につけます。

事例で知る「ヒューマンスキル」

Chapter1

他人から受けたネガティブな言葉は、ずっと引きずってしまうものです。1つネガティブワードを打ち消すためには、その5倍ものポジティブワードが必要。それほどネガティブな言葉は人にとって影響が大きく、持続性も強いとされています。

Chapter2

たとえば結婚生活では、「相手の人格に対する批判」や「優位な立場から相手を軽蔑する」といったネガティブな言動は、離婚の可能性を高めてしまいます。

Chapter3

一方で、円満な結婚生活を送るためには、穏やかに、ポジティブなやり方で、お互いが支え合いながら争いを少なくすることが大切だということも明らかにされています。

Chapter4

また夫婦に限らず、あらゆる場面でよい人間関係を築くために大切なのが「相手への共感」。特に、相手がうれしいと感じた「ポジティブニュース」に対して共感してあげることがポイントです。

Chapter5

ある個人について、その家族、友人、同僚、隣人のデータまでも調べた社会ネットワークの研究では、ある人が幸せだとその身近にいる人の幸福が約9%高まることが分かりました。これは幸せな人が近くにいると「その人のように幸せになりたい」と、周囲の人が影響を受けて行動に変化が生じるため。つまりあなたが幸福になることは周囲の人を幸せなることにもつながります。

心理学部で何を、どう学ぶのか。

[ポジティブ心理学]

これまでの心理学は人間の精神的な「不調」にばかり焦点を当てていましたが、ポジティブ心理学では人のもつよいところを明らかにして、ポジティブな機能を推進していくためのアプローチを追究します。授業ではポジティブ心理学に関する歴史や理論、実証研究について学び、その知識を修得。自分自身が幸せな毎日を送るための思考法をはじめ、自分や他者の人生をより前向きなものへと導くことに応用するためのスキルを磨きます。

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Chapter1

「理不尽なことを言われてイライラ」「失敗したことがずっと気になる」「人と会いたくない」こんな経験ありませんか?実はこれ、全部ストレスが影響しています。

Chapter2

毎日が楽しくないと感じている人は、ストレスが原因になっているかもしれません。ストレスには、いいストレスと悪いストレスがあり、そのバランスや対処の仕方が大切です。

Chapter3

またリラクゼーションの仕方を学ぶことで、ストレスに対して心や体の反応を調整することができるようになります。まずはストレスの正体を知ることで、その対処法が分かります。

心理学部で何を、どう学ぶのか。

[ストレスマネジメント演習]

現代社会を生きる上で避けては通れないのが「ストレス」です。ストレス(情動体験)は人間の身体にさまざまな反応を引き起こし、時にはうつ症状といった病的な状態を引き起こすこともあります。ストレスマネジメント演習では、人間の自律神経活動に関わるこれらの生体反応を、「バイオフィードバック」と呼ばれる手法によってコントロールする方法を修得。不安やうつ状態を低減するなど、臨床的効果の可能性について学修します。

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Chapter1

これまでの心理学は、統計法などを用いて「多くの人はどうであるか」を探究してきました。もちろん、多数派がどうであるかは人の心のしくみの解明に欠かせませんが、心は「誰と一緒にいるか」「どういう制度の下で暮らしているか」など環境の影響を受けるため、ひとくくりにして語ることはできません。

Chapter2

例えば、自分のアイデンティティーについて、外国に旅行して初めて「自分は日本人だなあ」と自覚することがあるように、自分が何者であるかの説明や自分らしい振る舞いは、環境の影響を受けて変わるものです。

Chapter3

あなた自身の「多様な自分の姿」に気づくことで、年齢や性別、人種、文化、性的指向、宗教などが異なる「他者」の多様な姿やその背景にも目を向けやすくなるでしょう。

Chapter4

自分も他者も、ひとくくりにして理解しようとすると、見えてこないものがあります。多文化・多様性の理解は、自分や他者の多様性を知り、それぞれの立場を想像することから始まります。

心理学部で何を、どう学ぶのか。

[文化心理学]

人間の心の働きは、環境や制度、生活様式など、その人を取り囲む「文化」を反映しています。そのため人間の心理活動を理解する上で、文化を切り離して考えることは不可能です。この授業では自分自身の捉え方やものの考え方、意思決定の方法、他者とのつながり方といった“個人のミクロな心理的活動”が、“文化というマクロな社会現象”との相互作用の中で形作られていることについての学びを通して、心理学の学問知識への理解を深めます。

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Chapter1

他者を支えるといってもさまざまなレベルがあります。特に、障害がある人を支える、悩みがある人を支える、生活に困窮している人を支える、DVや虐待等暴力を受けている人を支える等は、かなり専門的な知識と技術が必要です。

Chapter2

まずは自分に何ができるのかを知ること。すなわち、自分の役割を知ることでもあります。自分の能力を超えた支援は空回り・自信喪失につながります。役割を外れた支援は大きなお世話となってしまうこともあります。

Chapter3

他者支援の際には相手のニーズを把握することが必要です。ニーズは必ずしもディマンド(こうしてほしいと相手が訴えていること)と同じではありません。相手が訴えていないことにもニーズがありますし、専門家として必要と判断されることもあります。隠れているものを含めてニーズを正しく把握できる力、それが心理学の学修です。

心理学部で何を、どう学ぶのか。

[福祉心理学]

社会福祉の歴史や理論の変遷といった概要を把握するとともに、障がい児や障がい者、虐待を受けた子ども、DV被害者、支援・介護を必要とする高齢者といった「福祉的要支援者」と呼ばれる人たちに対する心理支援の必要性、支援のポイントや実践方法を学修します。面接室面接型の心理職とは異なり、生活支援を行うことができるスキルを身につけ、今後ますます大きくなる「公認心理師」の職域においても活躍できる人材を養成します。

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AichiGakuinUniversity

愛知学院大学

心理学部の学びの特色

New1

データサイエンスや
ビジネス領域を強化

「情報・ビジネス分野」の専門科目群を新設。心理学研究に不可欠な統計学のスキルに加え、マーケティングや組織のマネジメントへの応用が可能な心理学を学びます。

New2

多文化共生社会への
理解を深める

「多文化・共生分野」では、多様なバックグラウンドを持つ人々への理解を深める科目群が充実。グローバル化や価値観の多様化が進む現代社会で役立つ知識を身につけます。

New3

ヒューマンスキルを
身につける

ストレスに押しつぶされることなくポジティブに生きるための「ストレスマネジメント」や、円滑な人間関係を築くために不可欠な「コミュニケーションスキル」を磨きます。

3ステップの学びで、
自分と社会の未来に心理学を生かす。

step1

基礎となる
全5領域を学ぶ

こころのメカニズムを知る
データサイエンスを学ぶ

心理学の研究対象である「人間」は、
実に多様な側面を持った複雑な存在です。
1年次から基礎領域をバランス良く学び、
複雑なこころのしくみの理解を深めます。
この中で、データサイエンスの基礎も学びます。

心理学のほぼ全領域をカバー
基礎となる5領域を詳しく知る ReadMore

半世紀を超える実績に基づき
心理学のほぼ全領域をカバー

実験・調査・演習を重視した
カリキュラムで基礎5領域を学んで
人間理解を深めた上で、専門分野へと学び進めます。

写真

発達領域

生涯心理学/教育心理学

人が誕生してから年齢を重ねていく間に、心と身体にどのような変化が現れるか。知的・社会的・人格的発達について、観察や調査をもとに探ります。また、教育心理学の観点から学校教育の課題に関する研究も行います。

人格領域

人格心理学/臨床心理学

「パーソナリティ(性格・人格・気質)」の概念や成り立ちなどを学び、人の多様性を理解します。臨床心理学では「心の問題」の解決方法を探究。カウンセリングや心理療法など、健やかな心へと導く援助のあり方を模索します。

統計領域

計量心理学

人の感情、行動、性格、知能などを数値で表し、その構造や規則性を客観的に理解するための学問領域です。実験・調査データの分析や質問紙の作成などの心理学の研究方法、統計学の解析方法などについて深く学びます。

認知領域

認知心理学/神経・生理心理学

記憶、学修、判断、思考などに関わる「認知機能」と、実際に人が起こす「行動」が研究対象。認知機能と行動のつながり、外部からの刺激や情報を処理する脳のしくみなどについて、実験や調査データから分析し、考察を深めます。

社会領域

社会心理学/産業・組織心理学

人間関係や社会環境が人の心理・行動に与える影響について、観察、実験、調査などから探究。また、販売や組織づくりなどのビジネスの現場に活用できる心理学についても、実験・調査データに基づいて研究します。

step2
写真

心理学から
自分が分かる

ヒューマンスキルを磨く

生きていく上で大切なのが、
他者との円滑なコミュニケーション、
そしてストレスとの上手な付き合い方です。
日々をより良く生きるための
スキルと知識を身につけます。

科目を詳しく知る ReadMore

専門基礎科目・専門基幹科目 Pick Up

[社会心理学]2年次

2人以上の人間が関わることで生じる現象を研究する心理学です。社会の中での自己や他者の理解、説得によって相手の態度を変容させる過程、友人などの対人関係、同調や服従といった社会的影響、家族の心理などを取り上げ、人間の社会的行動についての心理学的な理解を深めます。

[ポジティブ心理学]3年次

従来の心理学が精神的「不調」に対するアプローチに偏っていたことを批判し、人にとって良いこととは何かを追求することをめざす比較的新しい心理学です。人のもつ良いところを明らかにし、ポジティブな機能を高めるための科学的・応用的アプローチを追究します。ポジティブ心理学の歴史と理論、実証研究の成果を学び、その知識をもとに自分・他者の人生をより前向きなものへと導くために応用する力を養います。

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専任教員メッセージ

[発達心理学]2年次

発達心理学は児童心理学から出発し、長寿高齢化を背景として人が生まれてから死ぬまでの生涯発達を研究する学問へと発展してきました。胎児期から高齢期までの各発達段階の特徴、認知・言語・感情・社会性の発達について理解し、自己と他者の発達を理解する力を身につける授業です。

[ストレスマネジメント入門]2年次

ストレスとは、外部からの刺激によって自分の身体やこころに負荷がかかり、歪みが生じることを言います。授業では、ストレスが生じる原因や症状、特に心理的な疾患についての理解を深めます。その上で、呼吸法をはじめとするストレスマネジメントの具体的な方法を、体験しながら学びます。

専任教員メッセージ

[認知心理学Ⅰ・Ⅱ]1年次2年次

認知とは、人間が外界の情報を認識し利用する心の機能のこと。感覚情報のような低次な処理から、他者との会話のような高次な処理まで、幅広い情報処理に関する機能と言えます。認知心理学の概要を学ぶとともに、視覚・聴覚・注意に関する機能の特性や関連する障害について学びます。

[スポーツ心理学]3年次

スポーツに伴う情報処理過程、心理的コンディション、スポーツ活動によるメンタルヘルスなどを研究対象とする応用的な心理学分野です。動機づけ、運動学習、運動制御、情動の影響、運動に関与する知覚情報について学び、知覚と運動の連動性やそれに伴う情報処理過程などを理解します。

専任教員メッセージ
step3
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進路に応じて
専門性を磨く

3つの専門分野

愛知学院大学心理学部の3つの専門分野

2年次に3つの専門分野を見わたした上で、
興味やめざす進路に応じて1分野を選択。
「多文化・共生分野」「情報・ビジネス分野」
「心理学実践分野(含 公認心理師コース)」の
学びでスペシャリストをめざします。

3分野の選び方・学び方

3分野を見わたした上で1分野を選択

2年次に3分野からそれぞれ2科目以上を学ぶことにより3つの専門分野を理解した上で、自分の専門分野を決定します。幅広い視野を養うとともに、確信を持って専門分野に進むことができます。

将来の職業も視野に専門性を深める

3年次以降は選択した1分野の科目群を中心に専門的な学びを深め、各分野のスペシャリストをめざします。専門分野を決めた後も、他分野の科目を広く学ぶことができます。

心理学部のカリキュラムを見る

愛知学院大学で学ぶ
先輩たちの心理学研究。

在学生Voice

Interview
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Gratuates' Messages

心理学の学びを社会で生かす
先輩たちのメッセージ。

心理学の学びを
社会で生かす
先輩たちのメッセージ。

卒業生
Voice

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写真
Nisshin Campus

開放感あふれる広大なキャンパスで、
心理学の学びを深める。

学びの環境

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